SZK8TITってなんだよ(素朴な疑問)
- きっかけは無料招待
- ヤング割0円キャンペーン
- 灼熱の鈴鹿サーキット
- お祭り騒ぎ
- これこそ食通だな
- 西果てのQエリア
- 締まりの悪いケツ末
- そして事件は起こる
- 終了間際の大波乱
- 終わらない優勝争い
- ケツ言
きっかけは無料招待
初8耐です。
ところで、こんなブログを読んでいるクッソ暇なホモガキ諸君は「鈴鹿8耐」をご存じだろうか?
見たことはないけど名前は聞いたことあるというノンケも多いことだろう。
かくいう私もつい1...か2ヶ月前まで「俺はレースなんかに興味ねーんだよ(KRCKN)」という有様で、身を焼くほどの灼熱の中、真夏の昼の鈴鹿まで足を運んで観戦するなど考えてすらいなかった。
つまり、今年の8耐には耐久レースに対しクソほどの知識も関心ないノンケライダーを引き寄せるだけの何かがあったという訳だ。そこで、ありふれた感染レポの前にその「何か」について解説しようと思う。
ヤング割0円キャンペーン
5月某日、いつものように仕事をサボってネットサーフィンに勤しむ私の目に、ある広告が飛び込んできた。
「鈴鹿8耐 ヤング割0円キャンペーン」
鈴鹿8耐では毎年、ヤング割0円キャンペーンなる企画が実施されているらしい。これは寛大で慈悲深いUNEI様が、16~22歳の若い子達に対し「お金タダでいいから」と、観戦券および一部観戦エリアの入場券を恵んでくださるありがたい企画である。
鈴鹿8耐は観戦券だけで5700円、ヤング割で入れるB、Q、Rエリアの入場料3100円を合わせると 8800円と、これだけで1万円近い出費となる。
そして私は現在22歳、この機を逃すと観戦のために1万円近い出費を強いられることになる。
これはもう行くしかない、たとえ1[mm]もレースに興味がなくともだ。
学会シーズンが着々と迫っているが、いつもお仕事頑張ってんだからたまにはどっか遊びに行っても罰は当たらないだろう。
そんな訳で、私の8耐バージンは奪われることとなった。
灼熱の鈴鹿サーキット
アツゥイ!!!!
梅雨も明けてお天道様が顔を出し、すっかり夏の陽気となった7月28日。一人のノンケが尾張名古屋を出発し、熱気渦巻く鈴鹿サーキットへと向かっていた。
この日はやたらめったらバイクが多かった。おそらく皆目的地は一緒だろう。
時刻は午前9時30分、酒とつまみと朝飯を買うためにコンビニに立ち寄ったのだが、この時点で気温は27℃を記録。プロテクターで武装している安全意識高い系ライダーにとっては既に汗ばんでくる気温であるがこんなのはまだ序の口。これから一人のノンケが灼熱地獄へと落ちてゆくのである。
着くぅ^~。名古屋からだと1時間半くらいですかね?駐車場入るとき結構待たされました...(順番抜かすライダー兄貴たち嫌いじゃないけど好きじゃないよ)
それもそのはず。このバイクの量、圧巻である。
このバイク見てるだけでも十分ニチィ...パワーをもらえますよ。
しかし時刻は11時。あ、やべぇこんなことしてる場合じゃねえ!早く入んなきゃ!
そんなことしてるともうスタートの時間。
ちなみに、この動画はB1席から撮ったものだが、ゲートからB1席まで約1.3kmもある。屋台や各メーカー、関連企業のブースが出展しているGPスクエアからも700m以上離れており、30℃を超える気温の中汗だくになりながら歩いてきたため、当職の体力ゲージはこの時点で底を尽きてしまった。
このまましばらくB1席で観戦を続けようとベンチに腰掛けたのだが、バイクのエキゾーストノートで実況が聞こえず、 もうめちゃくちゃに混走が始まろうとする中、推しチームの順位さえ把握できなくなってしまう。
あーつまんね。
当職は推しのチーム(ヤマハ)がライバル達と熱い駆け引きや競り合いを繰り広げるのを見に来ているのであって、状況もわからず、ただライダー達が同じところをぐるぐるしているのを見に来ているわけではないのである。
とりあえず実況が聞こえそうなとこを探すべく、あと腹減ったので昼飯を食べるべく、ノンケはGPスクエアへと向かうのであった。
ところで、このグラフを見てくれ、こいつをどう思う?
アツゥイッシュ!!!!!
お祭り騒ぎ
超スピード!?
この人たちおかしい(小声)...
時速300km以上のスピードでかっ飛んでいくGPマシンを横目に、当職は時速1...か2kmぐらいでGPスクエアへと向かう。
その行く先には、混沌を極めるレースの盛り上がりとはまた違った、異様な熱気を放つカオスが待ち受けているのであった。
これこそ食通だな
GPスクエアにたどり着いた当職はリザーブまで空になったお腹を満たすため、西側にあるフードコートに向かった。
時刻は12時をまわっており、腹を空かせているのは他の感染者兄貴たちも同じのようだ。どこの店もクッソ混んでいる。でも当職もお腹減ってるし朝ご飯ウイダーだけだったからすぐにでも何か食べたい。
並びました。
当職がチョイスしたのはこの「鈴たこ」という名前のたこ焼き屋さん。脇2つが空いてるのは確か列が真ん中に統合されてたとかそういうのだったと思う。
そして注文したのはこの「鈴たこはさめず醤油」通称パコハメ醤油。値段はお祭り屋台+100円といったところか。どうやら三重県名産のはさめず醤油というのを使っているらしい。
うん、OC。当職の舌はバカなのであてにならないが、外パリ中トロタコ大きめで普通においしかった(KONAMI)。ただし、どこのお店もお値段高めで長時間並ぶことになるので、レース観戦に集中したい兄貴はあらかじめ昼食を購入して訪れるといいと思った。
ハメたこを完食した後も、たこ焼き8つじゃ足りないノンケは更なる美食を求めてGPスクエア内を徘徊する。
ビール!!ビール!!
このクッソ熱い中ソーセージ(意味深)つまみにしてビール飲んだらンギモッチイイだろな...そんなことを考えながら、公共交通で訪れるのも8耐を楽しむ1つの手であると当職は思った。名古屋、岐阜、豊橋からだと青空フリーパス(2570円/day)で往復できてしまう。さらに、予選・本選のある日は最寄りの鈴鹿サーキット前稲生駅に快速列車が停まるのでこれを利用すると便利だ。この列車にも指定席はあるが席数が少ないため、どうしても座りTITいう兄貴は白子駅まで出て近鉄特急を使おう。
GPスクエアを散策中、レース中継を見ながら実況を聞けるスペースを見つけた。しっかしまあここはクソ暑い。灼熱のアスファルト上に座れるのはせいぜい5分でそれ以上座っているとお尻がお〇んこになっちゃう!!!!さらに、モトブロガーサイン会などの企画がこのステージ上で始まり中継が中断されてしまうので、いまいちレース観戦に集中できない。仕方ないので各企業のブースを見て回ることにした。しょうがねぇなぁ...
一番衝撃的だったのがこれ。てっきりバイク関連企業オンリーイベントだと思っていたがこんなのも出てるんすね~。でも展示も商品もバイクばっかじゃねえかよお前のブース。
Suzuka Voice FM...え、なにそれは?
どうやらラジオで実況を垂れ流しているらしい。バッジラジオなるものを売っていた。はじめにこれを買っていたら暑い中歩き回らずに済んだのかもしれない。もしこの駄文を読んでいる兄貴の中で、鈴鹿にレース観戦にイきTITいう熱狂的モタスポファンがいるならば、ラジオを持っていくとよいかもしれない。あるいは当日ここで買おう。記念品にもなる。
一通りブースを回り終わって、まだ時間があったので食べ歩き。
今度はここのうまいラーメン屋の屋台で唐揚げポテトを買った。ラーメンくえよ。
西果てのQエリア
そのあとは観戦のためにQエリアへと足を運んだ。
GPスクエアからだとBエリアよりこっちのQ エリアのほうが近い(500[m])うえ、エリア内の売店も圧倒的にこっちのが多い。快適に感染したいホモたちはこっちに来るといいと思った。ただしこっちのQエリアには日差しを遮るものがない。(Bエリアには日陰で観戦できるスペースがある)。ここで観戦しようと思うなら必ず帽子、日傘を持ってきて、必要であれば日焼け止めをしよう(晴天の場合)。最悪当日会場で麦わら帽子を売っているので購入するとよい。2000円くらいするけど。当職は金の無駄だと思い何の対策もしないまま観戦を続けたが悲惨な目にあった。これは後述する。
日立オートモーティブシステムズシケインって響きがかっこいいと思った(小並感)。
このQエリアでも実況は聞こえず、twitterで情報を得つつレース観戦を続けるが、ヤマハブースで実施されるプレゼント抽選会へ参加すべく再びGPスクエアへと向かう。
抽選会まで時間があったので、新型R25に跨ってみた。どっかの誰かさんと同じセパハンだとは思えない程姿勢が楽。
ええツーリングマシンやこれは...まあ某くさすぎバイクも併売していたTZRなんかに比べればよっぽど楽なライ陽性なんですけどね、初見さん...
そして抽選会。当職は無事落選しました。悲しいなぁ...
締まりの悪いケツ末
時刻は18時をまわり、いよいよ日が落ちてきた。それと同時に各ライダーもライトを点けたんや。もうラストスパートや。
ガバ写真で申し訳ないが、正直手ブレがなかったとしても暗闇でどこのチームのマシンかすら判別できないと思う。そういえばDQNカー並みに煌々と輝くエキセントリックなバイクが走ってましたがあれはどこのチームのなんですかね...
そして事件は起こる
レース終了まで残すところあと5分となった頃、1コーナー手前で事件は起こる。
スズキ「うんこしたくなってきたな...」
スズキ「そうだ、白煙あげて音をかき消すナリ」
スズキ「ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥゥッッッ!!!!!!」
突如としてスズキ(ゼッケン2、SERT)のマシンが、例のあいつもびっくりな程の白煙をあげはじめた...にも関わらず本線上を走行し続けたのだ!!!!もう路面上オイルまみれや。(本来ならこ↑こ↓セーフティーカー案件だったらしいのだが、レース童貞の当職にはわからなかった。)そしてこの一件が更なる大事件を引き起こし、レースはさいやくのラストを迎えることとなる。
終了間際の大波乱
レース終了まで2分を切り、次の周回がファイナルラップになるだろうと思ってた頃、カワサキレーシングチームが2位のヤマハに大差(17秒ぐらいだったかな?)をつけ先頭を走行していた。大正義ヤマハの5連覇はカワサキによって止められてしまうのだと落胆していたその時!!!!
カ ワ サ キ 転 倒
直後赤旗が降られ、ヤマハファクトリーを先頭に各車ピットに戻りそのままレースは終幕となった。
さっきまでの喧騒が嘘のように静まり返った会場に、順位は現在審議中である旨を伝える放送が響く。そして...
ヤ マ ハ 優 勝
無知な当職は「カワサキぶっちぎりだったし可哀そうだけどこれもレースだよね」とヤマハの勝利を喜んでいたが、規定上ではカワサキが優勝だったらしい。にも拘わらずヤマハの優勝を報じるアナウンスと、スズキがオイルまき散らした時点でセーフティーカーを出さなかった糞UNEIに対しカワサキオヤジたちの怒りは頂点に達してしまう。
事実、優勝発表の直後からUNEIに対して罵倒ともとれる愚痴が飛び交い始めた。これはまずい。ヤマハファンである当職は怒り狂ったKWSKOYJたちに犯されてしまうかもしれない。身の危険を感じた鹿は足早に鈴鹿を去ることに決めた。
終わらない優勝争い
さて、今年の8耐はヤマハの5連覇が確定したわけであるが、自分とこのライダーを危険に晒され、規定上得られるはずだった優勝まで奪われたカワサキレーシングチーム、およびそのサポーターたちにとってはたまったもんじゃない。
帰宅してtwitterを眺めていた当職の目にも、リザルトに対する数多くの批判が飛び込んできた。そして当事者であるカワサキレーシングが運営に対し抗議を行った結果順位が変わっており...
順 位 変 わ っ た!?
なんと、優勝チームがしれっとカワサキにカワっているではないか!!!!いや当たり前っちゃ当たり前なんだけどさぁ...
UNEIのジャッジによってカワサキファンは推しチームの表彰台を見ることができず、ヤマハファンはぬか喜びさせられたのである...
狂いそう...(静かなる怒り)
とはいえあの時点でセーフティーカーを出すとそのままレースが終了してしまう恐れがあり、UNEIも難しい判断を迫られていたらしい。よって今回は無料チケットに免じて許してやろう(寛大)。当職は心もケツ穴も広いのだ。
そうして2019年の鈴鹿8耐は締まりの悪いケツ末を迎えたのであった...
ケツ言
今年の8耐は結末こそアレだったが、内容については十分楽しめた。ただし、当職の準備が不十分だったために決して快適な観戦とはならなかったので...点数の方は、何点だろなー...まあ50点にしとこう50点。今回は低めにしておきます50点。じゃ残りの50点の内訳は何なのかというと...
- 一日を通じて日差しが強く、お風呂のお湯がよう沁みるほどに日焼けしてしまった:-114514810点。
→日焼け対策しよう。帽子や日傘、日焼け止めクリ淫夢を使ってお肌をプロテクトする他、観戦エリア内にテントを張っている経験豊富な感染者兄貴もいたので参考にしてみよう。 - 食い物が高い:-1919点。
→あらかじめ購入して来よう。当職はあまり食べるほうではないのだが、それでも現地調達しようと思ったら2kぐらいは必要になるし、当日はどこも混雑している。 - 実況が聞こえないためレースの状況がつかめない:-893931点。
→twitterでの情報収集はラグが大きい。ラジオを持って行くか当日購入しよう。 - 会場周辺が混雑する:-364364点。
→公共交通を利用しよう。当職は駐車場に入るのに1時間かかった。帰りも混雑すると予想して早めに出たが、それでも周辺道路の渋滞で1時間弱待たされた。公共交通であれば渋滞中でも空調の効いた快適な車内で過ごすことができるので、よほどの変態マゾライダーでない限りこっちを利用しよう。当職はクソマゾです(半ギレ)。 - 点数調整:+115774974点。
計50点である。
あとぶっちゃけレース見るだけならBSで実況やってるのでそっち見てもいいと思うが、8耐にはレース以外にバイクのお祭りといった側面もある。なんでまだ8耐現地観戦行ったことないっていう兄貴は是非とも行ってください。絶対、後悔すると思いまスゥゥゥ...
ともあれ、これでようやく当職も感染歴を持つ立派な8耐経験者となったので、今年得た教訓を活かして来年はもっと8耐を楽しもうと思う。
以上、レポーターはノンケでした。