二輪主義

お前ホモか!?(歓喜)"<br>"僕は違います(半ギレ)

【自作ラバスト】3Dプリンタを使ってラバーストラップを自作する➁【3Dモデリング編】

スポンサーリンク

お前いつ完成すんだラバストよぉ~(呆れ)...

↓前回記事↓

seeeeker.hatenablog.com

 早急に作りますんで。

ラバスト虎の穴 第二関門 3Dモデリング

 前回(7ヶ月前)の記事にて原画の作成を紹介したので、今回はそれを基にシリコンを流し込む金型(レジン製)を制作していく。本記事では、3Dプリンタを用いて金型の立体データの作製方法を解説する。

3DCADソフトの導入

まずは3DCADソフトウェアを導入しよう。モデリングに使うソフトウェアはstl形式のデータが出力できるものなら(多分)なんでもいい。
個人的なおすすめはfusion360って奴。

www.autodesk.co.jp
こいつはかなり本格的♂な3DCADだが、非営利目的*1かつ個人利用であれば無料で利用できる。お金タダでいいから(太腹)。

鋳型の3Dモデルを作成する

モデリングソフトの基本操作

モデリングを開始する前に、視点移動などの基本操作を覚えよう。

視界移動

f:id:seeeeker:20210512225222g:plain

fusion360を起動すると次のような画面が表示される。
この画面でマウスのホイールをクリックしながらドラッグすると、視界が移動する。

視点の回転

f:id:seeeeker:20210512230036g:plain

さらに、「shift」を押しながらホイールをドラッグすることで、視点を回転させることができる。

拡大/縮小

f:id:seeeeker:20210512230253g:plain

また、ホイールを回転させることで、視界の拡大/縮小を行うことができる。

特定方向からの視界/視点のリセット

f:id:seeeeker:20210512230454g:plain

画面右上にある、方向が書かれた立方体をクリックすることで、特定方向からの視界に切り替えることができる。
また、画面左端の「ブラウザ」→「ビュー管理」→「ホーム」より視点のリセットができる。

まあこの辺まで知ってればモデリングできるはず。

原画の取り込み

はじめに、ツールバー内の「スケッチを作成」を選択しよう。
するとオレンジ色の四角形が3つ表示されるので、xy平面*2を選択する。

f:id:seeeeker:20210512231656j:plain
その後、画面上端のツールバーが変化するので、下の画像のように「作成」→「長方形」→「中心指定の長方形」を選択し、原点をクリックしよう。

f:id:seeeeker:20210512232217j:plain

画像のように長方形が作られる。

f:id:seeeeker:20210512232411j:plain

続いてスケッチ寸法を選択し、長方形の各辺の長さを決める。この時、作りたいラバストの大きさに設定するとよい。

f:id:seeeeker:20210512233111j:plain

右上の「スケッチを修了」をクリックしスケッチを終える。するとツールバーが戻るので、「挿入」→「キャンバス」より原画を取り込む。

「キャンパス」を押した状態で作製した長方形上にカーソルを合わせると、色が濃く変化する。
この状態でクリックし、「マイコンピュータから挿入」を選ぶと、原画を長方形に張り付けられる。

f:id:seeeeker:20210512233443j:plain

f:id:seeeeker:20210512233501j:plain

注意点として前回も書いたことだが、原画に縁や余白が無いようにしよう。
でないと作成した長方形と原画がぴったり合わない。

ラバスト表面の溝の設計

f:id:seeeeker:20210513221113j:plain

続いて、ラバストの溝となる部分をモデリングしてゆく。
先ほどと同様、xy平面上にスケッチを作成し、ツールバーより「フィット点スプライン」を選択する。
後は原画の線に沿って左クリックし、フィット点を配置していくだけの作業となる。

f:id:seeeeker:20210513221145g:plain

なお、「esc」キーを押して一旦フィット点スプラインを終了し、フィット点をクリック/ドラッグすることで、接線の傾きや位置を変更できる。

また、ツールバー中の「線分」を使えば直線が、「円」を使えば円がきれいに描けるので、色々なコマンドを試してみて欲しい。

f:id:seeeeker:20210513221657g:plain

直線コマンド

f:id:seeeeker:20210513222022g:plain

円コマンド

線画をなぞり終わったら↓の画像のようになる。

f:id:seeeeker:20210513223418j:plain

最後に、ラバストの外周となる線をクリックし、「オフセット」より1mm程度オフセットしよう。

f:id:seeeeker:20210513224914j:plain

複数の線を一度にオフセットすることはできない。地道にやろうや。

この際できてしまう余計な線は「トリム」から消せる。

f:id:seeeeker:20210513224926j:plain

これを繰り返し、全体の輪郭を描いたあと、金具を取り付ける穴を描き足してスケッチは完了。
最終的には以下のようになる。

f:id:seeeeker:20210513225208j:plain

スケッチから立体へ

左クリック&ドラッグでラバスト全体を選択し、「押し出し」で-5mm押し出そう。

f:id:seeeeker:20210513230344j:plain

押し出し前。ホーム画面でドラッグすることで全選択できる。

f:id:seeeeker:20210513230423j:plain

押し出し後。スケッチが消えてしまった場合目のマークから表示しよう。

つづいて、線で囲われた範囲を-0.5mm押し出し、縁となる部分に「面をオフセット」を適用する。
オフセットの大きさは0.2~0.3mmくらいにしよう。

f:id:seeeeker:20210513231130j:plain

f:id:seeeeker:20210513231341j:plain

「面をオフセット」コマンドはこ↑こ↓にある。

f:id:seeeeker:20210513231621j:plain

線画のオフセットと違って複数面選択可能。効率的にやろうや。

同様の作業を繰り返すと↓のように鋳型のモデルが完成する。

f:id:seeeeker:20210513232115j:plain

や完成せんかもしれへんわ。断言すんのやめとくわ。確信がないわ。

最後まで読んでくれてありがとう。今回はここまで。

↓次回記事↓

seeeeker.hatenablog.com

*1:スタートアップ企業とかでも無料で使える

*2:緑色の軸と赤色の軸に接する四角形